味噌は家の主、家族の健康を守ってくれるもの

若い頃の私は、食に対して無頓着で、生まれて来たわが子はアトピーがひどく、始終病院通いでした。
その時の苦い経験から食の大切さを知り、わが子を健康にしたいと願う母親として、毎日の食生活になくてはならないものとは何だろうと考えるようになりました。
沖縄には「んーす やーぬ ぬーし(味噌は家の主)」という諺がありますが、考えついたのが味噌づくりでした。私はできるだけ、
体に良いものをと考え、玄米・はと麦・黒胡麻・黄大豆・黒大豆の5種類の素材を使いました。
手間ひまはかかりますが、このこだわりで美味しさが増し、栄養分も倍増したと思います。
長年の研究成果が認められ、沖縄薬膳華みそとその製法は、’09年に特許として登録されました。
その特許製法そのままに、泡盛造りの醸造技術を活かして出来上がったのが、崎山酒造廠の『沖縄薬膳美ら味噌』です。
お手元に届いたこの薬膳味噌が、健康の基本である「何を」「どのように」「誰と」食べるかを考えるきっかけになれば幸いです。

’81年から手作り味噌に取り組み、試行錯誤の末「沖縄薬膳華みそ」を考案。
’06年度沖縄県産業まつりで「県知事賞」受賞。
著書に『カンタン 家庭で作れる薬膳みそ』(ゆい出版)など。